最後の晩餐

《最後の晩餐》
レオナルド・ダ・ヴィンチの
絵画の題名として有名です。

晩餐とは、ごちそうが出る夕食。
いつもの夕飯とは違う特別の食事の事です。

そこから転じて近年、
｢最後の食事には何を食べたい？｣という感じで
｢一番好きな食べ物は何？｣を尋ねる
使い方をしています。

こういう呑気な感覚は
余裕が有るから持てるもので、
本当に｢これが最後の食事｣と思って
食べなければならない食事は
もの凄く辛いと思います。

今迄食べてきた物で、
何が一番美味しかったか？

有名店の○○料理という人もいれば、
家族の手料理の○○という人も
いるでしょう。

だけど美味しい食事の
最高の調味料は、その時の雰囲気
というか自身の気持ちです。

楽しい。幸せ。と思って食べる好物は
とりわけ美味しく感じ、
怒っていたり気持ちが沈んでいる時は、
その逆です。

だから
｢美味しいモノ食べて嫌な事を忘れよう｣
というのは、効果はいか程でしょう。

又、運動の後に飲む水は
とても美味しいです。
喉が渇いていたからです。

空腹な時も同じです。
味より満腹感が勝るからでしょうか。

以前こんな事がありました。

その時私は勤務先に
自分で作ったお弁当を持参していました。

私はグルメで無く、
女子力が高いワケでも無いので
そのお弁当は、ありきたりというか
自分が満足するモノであれば良いという
程度の物でありました。

それを知った職場の仲間が私に
｢最後の晩餐と思って食べると
美味しいらしいよ｣
と、わざわざ教えてくれました。

………………何なのでしょう？
私は自分の料理を不味いと思った事は
一度もありませんし、
その人も私の手料理を食べた事も
私のお弁当の中身を見たワケでも無いのですが｡

その時のお弁当、
味がしませんでした。。。。。。

……それでは今日はこの辺で。
またお会いしましょう✨

　　　夏の真昼

本日のBGM：佐野元春
　　　　　『こんな素敵な日には
　　　　　　On The Special Day』

小説『フーガ遁走曲～白薔薇婦人が愛した庭～』
https://natsunomahiru.hatenablog.com

*******

画像はEAGLE JAPAN INC. ハラペコシール シリーズ