御朱印ガールと世界平和
森ガール、山ガール、
理系女子、歴女……etc.
これらは
それぞれ女性がどういうタイプの人かを
一言で表した言葉で、
その時代にちょっと注目された
カテゴリーに属する女性を指す総称だ。
森ガールとは
１５年位前の事だったと記憶しているが
《森に住んでいるみたいな女の子》ということで、
彼女達のファッションがその名の由来だ。
花柄、フリル、レース等の
ファンシーなファッションで、
童話の森に出て来る少女の様な
雰囲気の女性達を指す。
バリキャリとは真逆のタイプだ。
でも、休日は森ガールファッションでも
平日はスーツ姿のバリキャリ女性もいたかもれない。
山ガールは
登山が趣味の若い女性の事。
５０年位前、当時の若い男女達の間で
登山が流行ったらしい。
しかし当時と比べ
娯楽の種類が増えた昨今、
登山をする若い女性は珍しくなった。
だが１０年位前、
ファッショナブルで機能的な登山服で
山登りを楽しむ若い女性達が現れた。
これと同じ頃に
理系に進んだ女性達が理系女子、
日本史好きの女性達が歴女と呼ばれた。
そして近年よく耳にするのが
《御朱印ガール》である。
御朱印ガールとは
各地の神社、お寺を参拝し
そこで書いて貰える御朱印という
証書を集めている女性達の事だ。
御朱印は、社寺によって
それぞれ特徴的である様なので、
集めるのは面白いと思う。
しかしそのスタンプラリー的収集精神に
非が唱えられた事もあった。
御朱印ガール(男性もいるが)達は
何故、御朱印集めをするのだろうか？
以前 “ パワースポット” ブームがあった。
パワースポットとは
聖なるエネルギーが強い場所で、
書籍等でも紹介された。
○○神社の○○という井戸、
○○の滝、○○の大木……といった感じで
そこを訪れると
御利益に授かれるという事で
パワースポット巡りをする人が増えた。
誰もが幸せを願うし、
不安な社会の中、
つつが無い人生を送りたいのは尤もだ。
パワースポットや社寺への参拝には、
『病気を治して欲しい』という様な
必死の願いも有れば、
『(何となく)ご利益が欲しい』という
巡礼という趣味(遊び)も有るのだと思う。
この後者の様な人達の進化系呼び方が
《御朱印ガール》ではないか？
彼女達(男性もいる)は参拝の際、
何を願っているのだろうか？
こういう人達は
《心に余裕の有る人達》
なのではないかと思う。
その余裕の有る空いたスペースで、
自分へのご利益と共に
《世界平和》を願ったらどうなるだろうか？
私は上記に出てきたどのガールにも属さない。
一つ言うなら、
Maby I'm just a dreamer.
科学の問題では無いけれど、
ずっと、どうなるか知りたい事がある。
『もしも地球上の
(祈る事が可能な)人間全てが
世界平和を同時に願ったら
何が起きるか』というものだ。
そんな疑問を持ちながらも、
解明しようという行動を私はとって無い。
人間というのは
色々と考える動物だけど、
考えてばかりいないで、
ちゃんとやる事をやらなきゃいけないな。
これは私自身への戒めの言葉。
人間、色んな事をやりたガール。
ただ、やりたい事全てを
直ぐには出来無い事も有る。
でも直ぐに諦めずに、
時間が掛かっても
やる価値は有ると思う。
出来る事は、
早めにやった方が良い。
アッと言う間に時間は
過ぎて行くからね。
これも自分への戒め。
さっき私は
「上記に出てきたどのガールにも属さない」
と書いたけど、
もうとっくにガール自体に属さない。
“ ガール ” というのは
少女を指すだけでなく、
若い女性の事や
女性全てを表す意味で
使われているのかなと思う。
何となくゴロが良いとか、
キャッチーだからかもしれない。
しかし大人の女性で
“ ガール ” という言葉に
《幼さ》を感じ、
そう呼ばれる事に拒否感を持つ人も
いるだろう。
大人の女性を表す言葉に
“ 婦人 ” という言葉がある。
今後新たな女性の何かのブームが来た際は、
“ 婦人 ” という言葉を使ってはいかがだろうか？
私が今思い出せる
《○○婦人》だけど、
《真珠婦人》しかないなぁ～。
２０年位前でしたっけ？
昼ドラで、横山めぐみ(敬称略)主演の
あの濃厚ストーリードラマです。
原作は菊池寛で、文庫本は
もちろん文藝春秋から出版されています。
……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨
夏の真昼
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夏の真昼 著 小説
『フーガ遁走曲～白薔薇婦人が愛した庭～』
https://natsunomahiru.hatenablog.com
『チャイナタウンでつかまえて』
https://jasminegirl.hatenablog.com
是非一度お読みください✨
