夏休みの宿題

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学生時代、嬉しい夏休みの間
少々悩ましいのが宿題の存在だった。

『何故、夏休みに宿題をしなくてはいけないのか?』
なんていう疑問は一度も持たず、
かと言って
勉強への意欲が有った訳でも無く、
ただ、タスクとしてこなしてきた。

大人になって
自由な夏休みとなってからは、
宿題もチョッピリ懐かしい。
それで、自ら夏休みの宿題を自分に課す。

といっても当然、
学生時代と同じ宿題をするわけではない。

要は、
これ迄やりたかったけれど
出来なかった事をするというだけの話だ。

旅行やテーマパークへ行くレジャー系、
語学、検定の勉強の学習系、
肉体改善・スポーツの体育系、
趣味の追求の自由研究系等、
やりたい事をどうこなすかも課題だ。

そして
やりたい事をやる為には、
世界が平和である事も欠かせない条件だ。

戦争は全てを破壊する。
人が死ぬ。
自分も、自分が好きな人達も死ぬ。

多くの物を失い、
容易には元に戻ら無い。

戦争映画というのか、そういうものがあるが、
それをどう観るか?
勇ましい戦士の美談だろうか?
戦争に赴いた人達は、
TVやマンガの戦隊ヒーローでは無い。

 戦隊ヒーローも当然、
 戦争を肯定しているものでも無く、
 《子供向けに》分かりやすく
 勧善懲悪を啓蒙しているのだ。

話を戻すが
出征直前の写真に写る兵士達が笑顔なのは、
笑顔を強要されていたという。
喜んで戦争をしていたわけじゃ無い。
最期の写真、家族に遺した笑顔だったのだ。


日本には今、
終戦記念日》が有る。
これは、
戦争に勝った負けたの話じゃない。
戦争が終わって、平和が戻った日だ。
終戦記念日》を無くしてはいけない。

私は戦争を知らない世代。
戦争体験者の尊い話を
メディア等で聞き、学習出来た。

夏に改めて確認しておかなければいけない。
「私は戦争はしない」
という決意を心に留める。
また、
自分が分かっただけでは終わらない。
次は戦争をさせないという課題が現れた。

世界中の人が
戦争を体験しない世の中に導き、
努めなければならない。

取り返しのつかない大きな過ちを
2度と繰り返してはいけない。

戦争を知らない人達が
戦争をしない為にも、
胸に刻み、忘れ無い事。

これは全人類の宿題だ。


……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨
   夏の真昼

本日のBGM:井上陽水『少年時代』

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夏の真昼 著 小説
『フーガ遁走曲~白薔薇夫人が愛した庭~』
https://natsunomahiru.hatenablog.com

『チャイナタウンでつかまえて』
https://jasminegirl.hatenablog.com

是非一度お読み下さい。