そうよ私は、かに座の女～🎵なんか文句有るの～？
占星術……《星占い》だけど、
毎朝TVでも《今日の運勢》や
《今日のラッキーカラー》を発表していて、
目にしてしまうとちょっと気になります。
《今日の幸運のカギ》がムリな物
……例えば男性の場合、
《赤いハイヒール》とか《ミニスカート》は
｢どうしたら？｣とガッカリしますね。
まぁ、これは女でも殆んどの人がムリだけど。
自分の星座が何か？は、
日本人が自分の干支、血液型に次いで知っている
自分の分類事項と言えるのではないでしょうか？
私が自分の星座を知ったのは
小学生の時。
クラスメートが
子供向けの星占いの本を
見せてくれて……だったと思います。
でもこの時の本、
《運勢》では無く
《星座別の性格診断》が載っていました。
それで私は《蟹座》だったわけですが、
本に書かれた蟹座の性格は
《家庭的で世話好き》
という事でした。
これは私には不本意と言うか
自分の性格に当てはまらず、
｢何か、違う｣と思いました。
そもそも子供だから
《家庭的》とか、分からないし……。
(分からないタイプの子供)
｢人のお世話なんて大変な事
出来ないし……｣と思いました。
(そんな事、考えた事も無かった子供)
誕生石が《真珠》というのも
他の星座は
《ルビー》だ《サファイア》だ《ダイヤ》だと
華やかなモノに対して地味な感じがしたし……。
それで、
自分の星座があんまり気に入らなかった。
その頃、同年代の知人に
《乙女座》の女子がいて、
その女子が己の星座を
｢" かわいい " でしょ(ついでに自分も)｣
と自慢気に言ったので、
私は腹立たしく思いました。
それから数十年が経った
数ヵ月前の事ですが、
血族の一人が私の事をこう言いました。
｢ちょっと、お節介かもしれない｣
この言葉に私は大いに憤慨しました。
私の何が《お節介》なのか？
ある日電車の中で、
納豆巻きを食べた女子高生が
包装していたビニールを
電車の座席の上に放っぽり
そのまま電車を降りて行こうとした。
それで私が女子高生に
｢忘れ物ですよ｣と言って座席を指差すと、
女子高生は｢フンッ｣と
そのゴミを引ったくって行きました。
この話を聞いて、血族の一人は
私をお節介だと言うのです。
昨今は《注意したら相手に恨まれ刺された》
なんて話を幾つも聞きますからね。
こんな目に会わない様にという意味も含まれて
いるかも知れません｡
しかし私は、
正義感を振りかざし……等では無く、
｢ダメだよ｣というちょっとした気持ちで
言ったまでの事です。
もしこれが《お節介》というならば、
外国で起こっている非人道的行為に異議を唱える諸国のリーダー達が皆、
《正義感と言う名のお節介》をしている事になってしまうではないか！
｢これを《お節介》などと呼んではいけない！｣
と私は反論しました。
さて、最近私は書店で
久々に《星占い》の本を手にしました。
それはやはり運勢では無く性格診断が
書いてありましたが、そこには
《蟹座：面倒見の良い性格ですが、お節介な半面も……》とありました。。。。
何という事であるか！
数十年経って、益々不本意ではないか！
……それでは今日はこの辺で。
またブログでお会いしましょう✨
夏の真昼
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小説『フーガ遁走業績～白薔薇婦人が愛した庭～』
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