ライナスのハロウィンの夜

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10月31日はハロウィン🎃
今では日本でも
すっかりお馴染みのイベントとなりましたが、
私が子供の頃は未だ、
日本での認知度は低かった。

私は子供の頃スヌーピーが好きで、
スヌーピーと飼い主のチャーリーブラウンや
その友人たちが登場する
『ピーナッツ』というマンガを読んでいました。
これは、スヌーピー好きの方には
お馴染みのマンガだと思います。

作者はアメリカ人の
チャールズMシュルツ氏で、
ストーリーからアメリカ社会が
垣間見える。

『ピーナッツ』は新聞に連載されていたマンガで
時事ネタも有り、
毎年10月は
ハロウィンをネタにしたものが有りました。

そこから私が読み取ったのは、
「ハロウィンは子供のお祭り」という事。

その後、
映画『ET』でも
アガサ・クリスティ
『ハロウィンパーティー』という推理小説でも確認する事となるが、やはりハロウィンは
子供の為のイベントであった。

ざっくり言うと
子供たちが仮装をして近所の家を訪ね、
お菓子をもらうイベント。

仮装は主に怖いモノに扮装する。
魔女やオバケ、悪魔などがメインか。。。。

これは、ハロウィンの翌日11月1日が
万聖節といって、
私の知るところでは
その日が聖人達を祝う聖なる日となるので、
悪なるモノ達にとっては脅威となる。
だからその日を迎える前夜に
悪なるモノ達が一斉に人間界に現れる。

それで、人間の子供たちが
悪なるモノ達に悪さをされぬ様に、
人間の姿を隠す為の扮装で
悪なる者達と同じ格好をするという事です。
(おそらく諸説あり)

それがお菓子をもらう事と
どういう関係かは知りませんが、
「トリック オア トリート」
(イタズラか、おごりか?)
と言って、
近所の家へ行き、
“ 我々に悪さをされる事を選びますか?”
それとも
“ 我々にご馳走しますか?“
という、
無邪気な子供だからこそ許される
脅しをかけて、お菓子を貰ってまわるイベントとなっている様です。

イベント、お祭りとは
ある種のガス抜きにもなっている気がします。

平凡な生活に彩りを与えてくれるというか。。。。

「良い子にしていれば、クリスマスに
サンタさんがプレゼントをくれますよ」
という感じで、イベントが励みになる様に。。。。

ただ、そのガス抜き、
気晴らしが上手に出来て無いのが、
近年の渋谷に代表される
ハロウィンの大人の騒ぎだと思います。

年に一度と思うからなのか、
そこで下手な事をしてしまう。。。。

むかし『酒のみ音頭』という歌があった。

歌詞が、
「一月は正月で酒が飲めるぞ~
…………
二月は豆まきで酒が飲めるぞ~
…………
三月は……………」
と、各月の行事にかこつけて
結局、毎月「酒が飲めるぞ~」という
歌なのである。

こんな風に、考え方次第で
気晴らしは何時でも出来る訳で、
「何もハロウィンで下手に騒がなくても」
という境地にならないでしょうか?

マンガ(フィクション)の話ではあるけれど、
『ピーナッツ』に登場する
ライナスという男の子は、
ハロウィンの夜を他の子供達とは違った過ごし方を選んでいます。

ライナスは、
『ハロウィンの夜
 かぼちゃ大王が
 かぼちゃ畑に現れて
 プレゼントをくれる』
という事を信じ、
かぼちゃ大王が現れるのを待ちながら
ハロウィンの夜を過ごしています。
でも毎年かぼちゃ大王は現れませんが……。

来る今年の10月31日、
どの様にお過ごしになられますか?

秋の長い夜
クリスティでも読んでみませんか?
パンプキンパイを食べながら……。
『24羽の黒つぐみ』は短編でオススメです。

……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨

   夏の真昼

本日のBGM:スクリーミング・ロード・サッチ『ジャック・ザ・リパー』

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