鏡の中の印象派

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印象派》の画家たち
モネ、ルノアール、マネ、ドガマチスセザンヌ……等は、知名度、人気度が高いです。

印象派》の名の由来は、
モネの作品『印象・日の出』によります。
(評論家が名付けたと記憶)

当時、既存のコンテストでは
相手にされなかった画家たちが集結し、
作品を発表する為に
独自の展覧会を開きました。

時は1870年頃、
発表当初
作品への評価はどれも低かった。

当時、おフランスの美術会は
気位がお高かったんざんすよ。

ルノアールの作品については、
「描かれている女性の肌は
腐った肉の様だ」と、酷評された程。

それまでの絵画といえば
写実的に描き込まれているので、
(例えは古いけど
ダ・ヴィンチの『モナリザ』みたいな感じ)
印象派の絵は
「雑」「完成度が低い」とみられた訳です。

その後、
人々の美意識が追いつき、
印象派
現代ではモダ~ンの代名詞に成ったざんす✨ 

新しい時代、美を切り開いた。

つまり、当初《印象派》は
前衛アートだったんですね。

アートに限らず
新しい物事に、人は多少の
拒絶反応的なものを感じる。
だから、ヒトの顔色ばかり見ていては
発展、善進の妨げになる。

人生、印象派の画家たちの様に
己の信じる道を行くべし。
さすれば未来が切り開かれる。

描く絵画が自由であると同じに
絵の鑑賞も自由。
アカデミックな評価に左右されるのは野暮。
自分の「スキ」「キライ」で良いんざんすよ。

それに、人でも何でも
「ここは好きだけど、ここは嫌」
というのが有る。

だからモネの絵でも、
人によっては
『睡蓮』は好きでも、
ちょっとテイストの違う
『印象・日の出』は好きじゃないという事も
あるでしょう。

私も
「好き」「好きじゃない」
「好きじゃないけどキライじゃない」
「キライじゃないけど好きでもナイ」
というのが有る。

ドガの踊り子の絵》好き。
《モネ、マチスの絵》ほぼ好き。
ルノアールの絵》ビミョー。。。。
ってな感じです。

ルノアールの絵》は、
当時の服装や社会文化などがわかる人物画は
キライじゃない。
ただ、裸婦画は好きじゃない。

ルノアールは、上述した様に
評論家から酷評された。
裸婦画に関しては、
その意見は納得できる。

描かれている女性達は
肉感的というのか
「ウエストのくびれ、どこ?」
「下っ腹の肉、スゴイよ!」
「お尻、巨大過ぎる!!」
「太もも、どうにかしないと!」
という感じだ。

ルノアールの裸婦画ほどでは無いけれど、
ドガの裸婦画もなかなか肉肉しい。

技法は素晴らしいと思うけれど。。。。

女性としては
ああいう体つき、NGです!

ところで最近、私は引っ越しをしまして、
新居のバスルームには鏡が有ります。
全身がしっかり映るサイズで、
お風呂に入ると
自分の体を見る事になるんざんすよ。

そして、
そこに印象派の裸婦画が。。。。


……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨

   夏の真昼

本日のBGM:山下久美子『バスルームから愛を込めて』

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