レジェンドに会いに。伝説のバンド、ジャックス早川義夫

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昭和の音楽シーンにグループサウンズというカテゴリーがある。
ざっくり言えば、今でいうバンドの事。
1960年代半ば頃の若者文化の一つ。
いくつものバンドがある中で
《伝説》と呼ばれているバンドが有る。
その名は《ジャックス》

私はリアルタイムで聴いていた訳では無く、
初めてジャックスの曲を聴いたのは
夜のFM ラジオでだった。
1980年代《サウンドストリート》という番組があり、
水曜日のパーソナリティー
甲斐バンド甲斐よしひろ(敬称略)だった。
氏はステキな新曲をかけてくれた。
佐野元春(敬称略)の曲も、この番組で初めて聴いた。

新曲だけで無く、
番組では氏のセレクトした曲もかけてくれた。
その中で、氏が好きだったグループの曲という事で
ラジオから流れてきたのが
ジャックスの《どこへ》だった。
当時ジャックスはとうに解散していた。
甲斐バンドの『裏切りの街角』という曲のタイトルは、
ジャックスの影響がある様だった。

時は流れて1990年前後。
少し前からの《バンドブーム》があったから
なのかどうかは知らないが、
ジャックスのレコードが再販された。
(80年代後半だったかも)

そしてその頃、一冊の本が出版された。
『ボクは本屋のおやじさん』というタイトルだった。
著者は早川義夫(敬称略)。
ジャックスのボーカリストだった人だ。
本屋のおやじさんとは早川氏の事であり、
その頃氏は本屋を営んでおられた。
そして私は友人と、その本屋へ行った。
何故その書店の場所がわかったのかというと、
その本に書いてあったからだ。

私は本屋さんに氏に会いに行った。
そして
「ファンです」と言って
帰って来た。

……若~い頃の話だとは言え、何だろう。
自分の住まいから2時間くらいの所
だったから一度行った訳で、
ア・ブ・ナ・イ ファン じゃ無いですよ!

リアルタイムでジャックスを聴けた
当時の若者はスゴイと思う。
このスゴイというのは、
ある意味、ませていると言うか何と言うか……。
今の若者はジャックスを聴けるだろうか?
メンタルがもつかなぁ?という意味だけど。

若者に限らずだけど、
これから初めてジャックスを聴こうと
思っている方は、
アングラ芝居とか
横尾忠則(敬称略)のイラストとか観たりして、
ウォームアップしてからが良いかもしれない。

私のオススメのジャックスの曲は
『どこへ』
『遠い海へ旅に出た私の恋人』
『裏切りの季節』
『堕天使ロック』
『からっぽの世界』


……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨
   夏の真昼

本日のBGM:早川義夫サルビアの花』

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夏の真昼 著 小説
『フーガ遁走曲~白薔薇婦人が愛した庭~』
ネットで読めます。
https://natsunomahiru.hatenablog.com

80年代の横浜を舞台にした物語
是非一度お読みください。