ウルフマンジャックのFEN

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1980年代ラジオのチューナーを
AM81.0に合わせてFENを時々聴いていた。

FENは在日米軍向けの放送なので、
全て英語。
生の英語が聴けるので
英語の勉強になると言われていた。
だけど私には難しくて、
まともに聞き取れたのは
「ファー イースト ネットワーク」
「エフ イー エ~ヌ」
「エイト ワン ポイント ゼロ」
くらいだった。

FENとは《Far East Network》の事。
《極東放送》とも呼ばれていたと記憶している。

現在90才前後の方の中には
「昔はフェンと言っていた」
と仰る方も居られる。
80年代の放送では、
歌う様に「エフ・イー・エ~ヌ」と
番組の折々で流れていたので
その頃のリスナーは「エフ イー エヌ」
と言っていた。
佐野元春(敬称略)の曲『ナイトライフ』にも
「エフイーエヌからロックンロール」
というフレーズが有る。

私は一寸聴いて、直ぐに英語の勉強用としては
FENを諦めた。
けれどその後も何度かダイヤルを合わせた。
理由は是非聴いてみたい番組があったから。
それが『ウルフマンジャック・ショー』である。
ウルフマンジャックは男性DJで、
面白いと言われていた。
2回位聴く事が出来た。

番組の冒頭は彼の
「ウル~フ マ~ン ジャ~ック ショ~」と言う
低いうめき声と大きな雷鳴が轟き、
無気味でワクワクするタイトルコールで始まる。

当時の私のリスニング力では
内容は何となくニュアンスを感じ取るという
程度にとどまった。
しかしウルフマンジャックは魅力が有った。
電話でリスナーと話すのだが、
終始ふざけていたので
例えるなら
お洒落さを増して下品さを消した
高田純次(敬称略)といった感じだっただろうか。
(見た目は似てない)

電話が繋がったリスナーは皆、興奮していた。
ウルフ(千代の富士の事では無い)は特に
アメリカの若年層に人気が有った様だ。

映画『アメリカン・グラフィティ』に
ウルフマンジャックが登場するが、
そこでも当時(1960年代初期)の彼の人気が
垣間見れる。
ちなみに監督はジョージルーカスである。

この映画は私の好きな映画の一つだが、
これを観るなら夏である。
もっと細かく言うと、6月が良い。
梅雨が明ける前が良い。
本格的な夏が来る前に観ると、
夏が一層いとおしくなる。
雨で休日暇で家で過ごすなら、
DVDが出ているので是非一度ご覧下さい。
映画で流れるロックンロールの数々も
カッコイイですよ~。

そういえば、
80年代に佐野元春がDJを務めていた番組、
サウンドストリート』では
「モトハル レディオ ショ~」というコールが
折々で流れていた。
これは《ウルフマンジャック ショー》から取ったのか?
それとも他の番組か?
その昔、アメリカでは大人気のビッグショーが
幾つも有った。
エドサリバン ショー』とか
『ルーシー ショー』とかは
私も知っている(私はリバイバルで観ました)。

『ルーシー ショー』は
女優ルシール・ボール主演のコメディだ。
彼女の『アイ・ラブ・ルーシー』というドラマも
面白かった。私は昔ビデオを持っていた。
今はDVDが出ているかもしれない。
これこそ笑えて英語の勉強になりそうである。
当時のファッションは私の好み。

……今日は何だかアメリカンな気分となりました。
《7UP》のウイスキーソーダに乾杯!


……それでは今日はこのへんで。
またブログでお会いしましょう✨
   夏の真昼

本日のBGM: 佐野元春ナイトライフ

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夏の真昼 著 小説
『フーガ遁走曲~白薔薇婦人が愛した庭~』
https://natsunomahiru.hatenablog.com
1980年代の横浜を舞台にした物語。
物語における
フーガ(遁走曲/トンソウキョク)の意味とは?
是非一度お読み下さい✨