フルーツバスケット

小学生の時

フルーツバスケットという

遊びを、クラスみんなで

数回やった記憶があります｡

フルーツバスケットとは、

参加人数よりイスを１脚少なく

内側に向けて円く並べた

イス取りゲームの様な遊びで､

りんご、バナナ、ぶどう等

３～５種類の果物を

各人１つ割り当てられます。

そして輪の真ん中でオニが

「りんご」と言えば

りんごに割り当てられた者達は

別の席に

座らなければなりません。

その時オニも一緒に

席を取りに行くので

そこで座れなかった者が

今度はオニになります。

オニが「ぶどう」と

言ったら

ぶどう達が動き､

「フルーツバスケット」と

言ったら、全員移動です｡

この競い合う遊び、

私はオニにならない様に

空いた席を目指して走っていた

と思います｡

だけど今思えば、

この遊びはオニが主役でした。

主役と言うか、司令塔です。

自分の言葉に、

他者が従うのです｡

そしてこの遊びは

授業中に行われたので、

先生は生徒の何かを

観ていたのでは

ないでしょうか？

当時、何人の生徒が

この遊びの本質に気付いて

いたでしょうか？

空席めがけてまっしぐら

の私を、先生は

凡人判定したことでしょう｡

私は又この遊びで、オニが

「フルーツバスケット」と言って

一斉にゴチャゴチャっとなるのが

好きでした。

今の知恵が当時有ったら、

わざとオニになって

「フルーツバスケット」を

連発していたかも。

(先生に目を付けられるよ)

……それでは今日はこの辺で。

またブログでお会いしましょう✨

　　　なつのまひる

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『フーガ遁走曲～白薔薇婦人が愛した庭～』

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