終わりは始まり

f:id:ww77natsuno:20200229223030j:plain
日本はこの時期、年度末。
一つの区切りの時期です。

学校では
終了式や卒業式が控えてますが
今年は
コロナウイルスの感染拡大防止策で
小中高の休校要請が政府から出たので、
例年とは状況が違います。

式典というのは、
気持ちにケジメを着けるものなので
特に卒業式は恙無く出来る
情勢に戻って欲しいと願うばかりです。

○○式というものを
お祭りやパーティーとはき違え、
“面白い・楽しい”を期待している人がいます。

それが顕著なのが
“成人式”での悪のりバカ騒ぎでしょう。

式とは
そこを起点に状況を区切り、
気持ちのケジメを着ける為のモノ。
面白おかしいモノでは無いのです。

卒業式も結婚式も、
その後の謝恩会や披露宴が
楽しいパーティーで歓談場所です。

式の時に何とも思わずとも、
後に「あの時○○式をしたな」と
そこでケジメも着けられます。

だから式でショーモナイ事をすると
“思い出”を作ったつもりが
ケジメがいつまでも着けられ無い事に
なりかねません。

ケジメを着け無いと、
スッキリと次に進め無い。
いつまでも引きずり、
次の一手が出なくなります。

又、ケジメとは “決着” でもあります。
「はっきりカタを着ける」事でございます。
恋愛での別れには、うってつけの形ですね。

“別れ” には、様々な種類があります。
「あ~。ケリが着いてスッキリした!」と
出来るものばかりではありません。

悲しき別離の場合、
無理に悲しみの記憶を無くす必要は無いでしょう。

簡単に忘れる程度のものなら
無意識の内に忘れるけれど、
そうで無い悲しみを無理に「忘れよう!」
とするのは非効率です。

そこは棚上げにして、
過去への執着は楽しかった事柄に
スポットライトを当て、
大切な思い出にするのが良いですね。

又、同じ轍を踏まない為の教訓としても
悲しみを忘れ無い事も必要なのです。

終わりは、次の始まり、です。

良き事の終わりや
ネガティブな事の始まりを
嘆く事なかれ。

古人曰く、
「諦めは愚か者の選択」であります。

浜っ子が誇る美しき山下公園は、
関東大震災の被害で出た瓦礫で海岸を
埋め立て、造られました。

変化を恐れる事なかれ。

午後12時は午前0、私達は毎日
夜と朝の別れと出会いを繰り返している
“別れと出会いのベテラン”です。

Tomorrow will be another day.

……それでは今日はこの辺で。
またブログでお会いしましょう✨

   夏の真昼

本日のBGM:
佐野元春『グッバイから始めよう』
薬師丸ひろ子セーラー服と機関銃
来生たかお『夢の途中』
山口百恵『絶体絶命』
アン・ルイス『女はそれを我慢できない』
伊藤銀次『思い出にサヨウナラ』
円広志夢想花
唱歌仰げば尊し
ピーター『夜と朝のあいだに』
ショパン『別れの曲』
田原俊彦『哀愁でいと』
山下久美子『バスルームから愛を込めて』
ゴダイゴ銀河鉄道999
萩原健一『時は流れて』

* * * *

小説『フーガ遁走曲~白薔薇婦人が愛した庭~』
https://natsunomahiru.hatenablog.com