昼食は、年越そば

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ざるそば、天ぷらそば、肉そば……等
お蕎麦の種類は数多くありますが、
晦日に食べれば
それ、すなわち《年越そば》なり。

《細く長く》の縁起をかつぐ食べ物だから、
そばアレルギーの人なら
うどんでもスパゲッティーでも
シラタキでも糸こんにゃくでもOK だと
私は思います。

普段お蕎麦を食べ無い人も、
年越そば》は食べる
という人もいると思います。

ミーハーな私は、
晦日のテレビ中継で
蕎麦屋さんに並ぶ人の長い行列を見るだけで
何かワクワクします。

蕎麦屋さんで年越そばを食べる人は、
何だかツウな感じの人に思えます。

そして
「この人達は、もう大掃除もお正月の準備も
終えた余裕有る人達なのか?」とも
思ったりして私はそのテレビ中継を
片付けの合間などに見ているわけです。
ワクワクするから、
片付けがはかどるんだか
手につかないやら、どうなんやらです。

蕎麦屋さんに行かない人は、
家で茹でるなり出前を取るなり
又はカップ麺にする等でしょうか。

私はスーパーで買った乾麺を
茹でて食べます。
二八だ何だや、出汁は何だのこだわりは
全く有りません。

こだわりの無い人が作る料理が
果たして美味しいのか?とお思いの方が
いるかも知れませんが、
そこは各メーカーがこだわった
《乾麺》と《めんツユの素》を使うので、
○○製麺と○○調味料屋さんの
立派なコラボ年越そばが出来上がります。

麺の茹で時間が重要で
気を使うところではありますが、
めんツユもストレートを使えば
わけありません。

あとは、薬味に
長ネギとワサビ、
オプションで海苔と七味といった感じで
食べられれば良いと思っています。

ただ、私の
年越そば》への最大のこだわりと言えば、
《何時食べるか?》であります。

除夜の鐘を聞きながら~。
でも良いとは思いますが、私は
それだと何だか
切羽詰まった感じがしてしまうのです。

だから私は
年越そばは、お昼に食べておきます。
これで安心して
晦日の夜を過ごせるのです。
ああ、めでたしめでたし。

ところで、麺類と言えば
そば、うどんの他に《ラーメン》を
忘れてはなりませんね。

日本人のラーメン好きは多いし、
日本人が作るラーメンは
海外でも人気が高いですからね。

年越そばが、ラーメンという人も
いるかも知れません。

さて、今は日本のソウルフードとも言える
ラーメンですが、
そもそもは《中華そば》《シナソバ》等と
呼ばれていた通り、
日本人にとって珍しい時代がありました。

昭和20年代
ラーメンが30円だった頃の話しです。
当時10代前半の未だ少女が、
(私の話ではありません)
インテリ女子の友人に誘われて
ラーメン屋さんへ行ったそうです。

そのインテリ女子は数日前に
ラーメンを初めて食べて
その美味しさに感動し、
友人を誘ったのです。

誘われたその少女は、勿論まだ
ラーメンを食べた事がありませんでした。

その少女も
初めてのラーメンの美味しさに
感動したそうです。

食べ始めて間もなく
インテリ女子が少女に囁きました。

「スープも美味しいけれど、
全部飲んじゃダメよ。
下に砂が入っているから」と。。。。

その少女たち、
後にその《砂》が
《黒こしょう》の粒だったと
気付く日が来るのですが、
その時は
砂を口に入れ無い様に気を付けて
「美味しい」と思って食べていたのです。


……それでは今日はこのへんで。
皆さま良いお年を。
またブログでお会いしましょう✨

   夏の真昼

本日のBGM:作詞 東くめ 作曲 瀧廉太郎『お正月』

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小説『フーガ遁走曲~白薔薇婦人が愛した庭~』
https: //natsunomahiru.hatenablog.com
80年代のヨコハマを舞台にした物語。
是非お読みくださいませ✨